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日高山脈北部に源を発し太平洋へと注ぐ「沙流川」は、長さ104キロメートルほどの急流。その上流部は切り立った渓谷の中を流れ、ラフティング愛好家にはよく知られた川です。この沙流川は、昨年の大雨などの影響を受け、今年は川の様相が大きく変わったそう。いっそう流れが早くなり、瀬が連続するコースを実際に下ってきました。

ラフティングツアーを実施するのは「HOA北海道アウトドアアドベンチャーズ」さん。日高の使われなくなった小学校の校舎をすてきに改装しベース拠点として利用しています。

旧教室部分で受付をして、体育館で出発前の準備をします。動きやすいジャージやトレーナーに着替え、身長にあわせたドライスーツを着用します。ブーツを履き、ライフジャケット・ヘルメットをかぶって準備完了。建物ウラを流れる川岸に歩いて移動します。

出発前のレクチャー風景。パドルの持ち方・使い方などを練習。「前漕ぎ」・「後ろ漕ぎ」・「安全姿勢」などを実際にやってみます。その後に、ガイドが1人、各ボートの後ろに座ってスタートします。

出発して前半戦のヤマ場。大きく左へカーブする場所。国道のすぐ横を流れる部分です。新しい連続する瀬が生まれていました。昨年まではここは平坦な流れだったそう。ザブン・ザブン・ザブンと水しぶきを上げながらザワザワ流れる部分をクリアしていきます。

コースは直線的につづら折れていきます。全体的にゆるやかな部分が少なく、ジェットコースターのような部分が連続するテクニカルなコース。

「ビッグロック」と呼ばれる大きな石がある部分をクリアするボート。

この写真からも、どれだけ激しいか、伝わってきますね。

瀬のクリア後にはボートに乗り合った仲間全員で、オールをひとつに喜び合います。イエーッ!

約8キロメートル先のゴール地点。ここは静かな流れ。クールダウンしながら川から上がります。

無事にゴールしたら、みんなで記念撮影。

こんな楽しいツアーを実施する、オーナーのオキーフ夫妻。奥様の尚美さんが主にマネジメントを担当しています。オキーフさんはツアーにカヤック艇で同行。常に安全面を配慮しています。スタッフは日本人よりネパールやカナダなど外国人の方が多く国際的。リピーターの利用が多く、毎年必ず来ているというファンも多数いるそうです。
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日高山脈を源流とする沙流川でラフティング ★温泉券付プランもございます★
(文・写真 花岡俊吾)